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【承認】キイトルーダ併用療法、切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫の治療薬として承認を取得 MSD

[公開日] 2025.05.26[最終更新日] 2025.05.21

MSD株式会社は5月19日、抗PD-1抗体「キイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ(遺伝子組換え))」について、切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫の適応を追加する国内製造販売承認事項一部変更の承認を取得したことを発表した。 悪性胸膜中皮腫は、肺あるいは胸腔を覆う膜に発生するがんであり、悪性中皮腫の中で最も多く、80-90%弱を占めるとされている。発生の主な原因はアスベスト(石綿)への暴露であり、潜伏期間が25-50年であることから、日本における罹患数のピークは2030年頃と予想されている。また、悪性胸膜中皮腫は予後が悪く、切除可能段階で見つかるケースは少ない(10-15%程度)ことから、依然として治療開発へのニーズは高い。 今回の承認は、海外の多施設共同非盲検無作為化第2/3相KEYNOTE-483試験および国内の単群多施設共同非盲検非無作為化第1b相KEYNOTE-A17試験のデータに基づくものである。 KEYNOTE-A17試験では、化学療法歴のない切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫患者19例を対象に、キイトルーダ+ペメトレキセド+シスプラチン併用療法の忍容性、安全性および有効性が検討され、奏効(完全奏効または部分奏効)率は73.7%であった。 また、19例中18例(94.7%)に副作用が認められ、主な副作用は、悪心16例(84.2%)、便秘12例(63.2%)、貧血11例(57.9%)、倦怠感9例(47.4%)、下痢7例(36.8%)、白血球数減少7例(36.8%)、味覚不全6例(31.6%)、好中球減少症6例(31.6%)等であった。 参照元: MSD株式会社 プレスリリース
ニュース 肺がん キイトルーダペムブロリズマブ免疫チェックポイント阻害薬悪性胸膜中皮腫

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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