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BCG未治療の高リスク筋層非浸潤性膀胱がんに対するイミフィンジ+BCG導入・維持療法、無病生存率を有意に改善 英アストラゼネカ社
[公開日] 2025.05.20[最終更新日] 2025.05.20
2025年5月9日、英アストラゼネカ社のプレスリリースにて、BCG未治療の高リスク筋層非浸潤性膀胱がん(NMIBC)に対する抗PD-L1抗体薬イミフィンジ(一般名:デュルバルマブ)+BCG導入・維持療法の有効性、安全性を比較検証した第3相のPOTOMAC試験の結果が公表された。
POTOMAC試験は、BCG未治療の高リスクNMIBC患者に対して、イミフィンジ+BCG導入・維持療法を投与する群、もしくはBCG単独療法を投与する群に無作為に振り分け、主要評価項目として無病生存率(DFS)、副次評価項目として5年全生存率(OS)、安全性などを比較検証した国際多施設共同の試験である。
本試験の結果、主要評価項目であるDFSの中央値は、BCG単独療法導入・維持療法に比べてイミフィンジ+BCG導入・維持療法で統計学的有意に改善した。安全性としては、本試験で新たに確認された有害事象(AE)はなく、既存の臨床試験で確認されている安全性プロファイルと一致していた。
一方、イミフィンジ+BCG導入療法のみとBCG導入・維持療法の比較では、DFSに有意な差はなかった。また、同試験は、全生存期間(OS)を正式に解析するだけの検出力は持たない。
結果の詳細は、今後の学会にて発表予定である。
参照元:
英アストラゼネカ社 プレスリリース
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