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【承認申請】テセントリク、胸腺がんに対する適応拡大を申請 中外製薬
[公開日] 2025.05.15[最終更新日] 2025.05.15
中外製薬株式会社は5月14日、抗PD-L1ヒト化モノクローナル抗体「テセントリク点滴静注(一般名:アテゾリズマブ(遺伝子組換え)」について、胸腺がんに対する適応拡大の申請を、厚生労働省に行ったことを発表した。
同剤は、3月31日に同適応症に対する希少疾病用医薬品の指定を厚生労働省より受けており、優先審査の対象となる。
今回の適応拡大申請は、切除不能な胸腺がんに対し、一次治療としてテセントリクとカルボプラチン、パクリタキセルの併用療法における有効性および安全性を評価した医師主導の国内第2相臨床試験であるMARBLE試験の成績に基づいている。同試験において、主要評価項目である奏効割合は56.3%(95%信頼区間:41.2~70.5)であった。また主な副作用は、末梢性感覚ニューロパチー、脱毛症、便秘、貧血、白血球数減少、悪心、斑状丘疹状皮疹、好中球減少症、好中球数減少、食欲減退、倦怠感、関節痛であり、安全性プロファイルは、各薬剤でこれまでに認められているものと一致していた。
今回承認が通れば、テセントリクは胸腺がんに対する国内初の免疫チェックポイント阻害剤となる見込みだ。
参照元:
中外製薬株式会社 ニュースリリース
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