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【承認申請】エンハーツ、HER2陽性の進行・再発の固形がんの治療薬として製造販売承認を申請 -第一三共-
[公開日] 2025.04.25[最終更新日] 2025.04.25
第一三共株式会社は4月24日、HER2を標的とした抗体薬物複合体であるエンハーツ(一般名:トラスツズマブ デルクステカン)について、HER2陽性の進行・再発の固形がん治療を対象とした効能又は効果を追加する製造販売承認事項一部変更承認申請を日本において行ったことを発表した。
今回の承認は、HER2遺伝子増幅が認められた固形がん患者を対象とした医師主導治験(HERALD試験)、前治療歴のあるHER2タンパク質発現の進行性固形がん患者を対象としたDESTINY-PanTumor02試験、HER2陽性の切除不能な進行・再発大腸がん患者を対象としたDESTINY-CRC02試験、およびHER2遺伝子変異またはHER2タンパク質過剰発現の切除不能・転移性非小細胞肺がん患者を対象としたDESTINY-Lung01試験の4つの第2相臨床試験の結果に基づくものである。
なお日本では、乳がん、胃がん、肺がん、唾液腺がん、大腸がんの治療においては、HER2を標的とした治療が使われているが、胆道がん、膀胱がん、子宮頸がん、子宮内膜がん、卵巣がん、膵臓がん等、HER2タンパク質過剰発現またはHER2遺伝子増幅が認められる他の固形がんにおいては、現時点で承認薬がない。
第一三共社はプレスリリースの中で、「同剤(エンハーツ)を通じてがん種横断的に新たな治療の選択肢を提供することで、日本のより多くのHER2陽性の固形がん患者さんに貢献できるものと期待しております」とコメントしている。
参照元:
第一三共株式会社 プレスリリース
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