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切除可能なIIIA期非小細胞肺がんに対する術前化学療法へのイミフィンジの周術期追加投与、生存期間を有意に延長 ELCC 2025

[公開日] 2025.04.18[最終更新日] 2025.04.18

この記事の3つのポイント ・切除可能なIIIA期非小細胞肺がんを対象とした第2相SAKK16/14試験 ・術前化学療法に対する抗PD-L1抗体薬イミフィンジの周術期追加投与の有効性・安全性を検討 ・術前化学療法に対する免疫療法の追加により、生存期間が有意に延長
2025年3月26-29日、フランス・パリで開催された欧州肺癌学会(ELCC 2025)にて、切除可能なIIIA期非小細胞肺がん(NSCLC)に対する術前化学療法(シスプラチン+ドセタキセル)への抗PD-L1抗体薬イミフィンジ(一般名:デュルバルマブ)の周術期追加投与の有効性、安全性を検証した第2相SAKK16/14試験の結果がSacha Rothschild氏らにより公表された。 SAKK16/14試験は、切除可能なIIIA(N2)期NSCLC患者(N=68人)に対して、術前化学療法としてシスプラチン+ドセタキセル+イミフィンジを投与し、術後療法としてイミフィンジ単剤を最大1年間投与し、主要評価項目として1年無イベント生存率(EFS)を比較検証した多施設共同/単群の第2相試験である。 本試験のデータカットオフ時点でのEFSの中央値は4.0年(95%信頼区間:2.4年-未到達)、5年EFS率は45.9%(95%信頼区間:31.7%–59.0%)を示した。全生存期間(OS)の中央値は未到達であり、推定5年全生存率は65.8%(95%信頼区間:52.9%–76.0%)を示した。 また、病理学的完全奏効(MPR;生存腫瘍細胞10%未満)は34例(62%)で認められ、病理学的完全奏効(pCR)は10例(18%)で得られた。術後リンパ節郭清(ypN0-1)は37例(67%)で報告された。更にpCR達成例では5年全生存率が100%、MPR達成例では97%であった。 参照元: Perioperative durvalumab in addition to neoadjuvant chemotherapy in patients with stage IIIa(N2) non-small cell lung cancer: Final analysis of the trial SAKK 16/14(J Thorac Oncol. 2025 doi:10.1016/j.jtho.2025.03.045.)
ニュース 肺がん イミフィンジデュルバルマブ免疫チェックポイント阻害薬非小細胞肺がん

山田創

製薬会社、オンコロジーメディアの運営を経て、フリーのメディカルライターへ転身。Twitterアカウント「@So_Yamada_」

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