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【承認】再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫への適応でベネクレクスタが薬事承認 -アッヴィ-
[公開日] 2025.04.07[最終更新日] 2025.04.01
アッヴィ合同会社は3月27日、「ベネクレクスタ錠 10mg・50mg・100mg」(一般名:ベネトクラクス)について、国内における再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫(Mantle Cell Lymphoma: MCL)に対する治療薬として適応追加承認を取得したことを発表した。同剤は2024年6月19日に、再発又は難治性のMCLに対する希少疾病用医薬品指定を受けていた。
MCLは悪性リンパ腫である非ホジキンリンパ腫(NHL)に分類され、リンパ節のマントル帯に由来するBリンパ球(白血球の一種)ががん化するB細胞リンパ腫の一種である。大部分のMCL患者さんが高齢であることから、強化型化学療法の適応とならず、その後の自家造血幹細胞移植治療が困難である。その場合、その他の推奨された初期治療を行うことで高い全奏効率(ORR)は期待できるものの、大部分の患者さんで最終的には再発が認められる。
ベネクレクスタは、BCL-2というがん細胞に過剰に発現しているタンパク質を標的とすることで、アポトーシス機能を回復させ、がん細胞の細胞死を誘導すると考えられている。
今回の承認は、再発又は難治性のMCLを対象としたベネクレクスタ+イムブルビガ(一般名:イブルチニブ)併用療法に関する海外第3相試験(SYMPATICO 試験)および国内第2相試験(M20-075試験)の結果に基づくものであり、イムブルビガとの併用療法として承認された。
参照元:
アッヴィ合同会社 プレスリリース
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