中外製薬株式会社およびチェプラファーム株式会社は1月14日、中外製薬がスイスのエフ・ホフマン・ラ・ロシュ社より導入し、日本における製造販売承認を有している上皮増殖因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害剤「タルセバ錠25mg、同100mg、同150mg」(一般名:エルロチニブ)について、日本における事業を中外製薬からチェプラファームに譲渡することを発表した。
日本国内におけるタルセバ錠の販売ならびに情報提供活動は、2007年から中外製薬が担ってきた。しかしながら、製品ライフサイクルの成熟に伴い、今後の国内マーケティングについて改めて中外製薬、ロシュ、チェプラファームグループの3社で協議し、製造販売承認および特許、商標等の知的財産権を含む日本国内における本製品に関する資産を、チェプラファームに譲渡し、以後同社の単独販売とすることが望ましいと判断し、譲渡契約の締結に至ったという。
現在、チェプラファームと中外製薬は、譲渡に向けて必要な行政・法令上の手続きを進めている。製造販売承認の承継は2025年4月1日、販売移管は2025年6月中を目途に両社にて調整を行う予定であり、以降はチェプラファームが単独で販売および情報提供活動を行う予定である。
チェプラファームは、ドイツに本社を置くCHEPLAPHARM Arzneimittel GmbHの日本法人。2023年4月に設立され、同年11月より事業を開始した。
参照元:
中外製薬株式会社 ニュースリリース
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