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【承認】イミフィンジとリムパーザ、進行または再発子宮体がん治療薬として承認を取得

[公開日] 2024.11.28[最終更新日] 2024.11.25

アストラゼネカ株式会社は11月22日、イミフィンジ(一般名:デュルバルマブ[遺伝子組換え])について、「進行・再発の子宮体癌」の効能又は効果として、また、リムパーザ(一般名:オラパリブ)について、「ミスマッチ修復機能正常(pMMR)の進行・再発の子宮体癌におけるイミフィンジを含む化学療法後の維持療法」を効能又は効果として、2024年11月22日付で承認を厚生労働省より取得したことを発表した。 今回の承認は、3群無作為化二重盲検プラセボ対照多施設共同第3相DUO-E試験に基づくものである。同試験は、新たに診断された進行子宮体がんまたは再発子宮体がん患者さんを対象とし、一次治療としてイミフィンジ+白金製剤ベースの化学療法(カルボプラチンおよびパクリタキセル)、その後維持療法としてイミフィンジ±リムパーザを実施した際の効果・安全性を、化学療法単剤と比較。その結果、一次治療として化学療法にイミフィンジの上乗せすることで、MMR機能の有無にかかわらず、化学療法単剤と比較して病勢進行または死亡のリスクを29%低減した(ハザード比 [HR] 0.71;95% 信頼区間 [CI]:0.57-0.89;p=0.003)。また、維持療法としてイミフィンジ+リムパーザを選択することで、pMMR患者さん(子宮体がん患者さんの70~80%を占める)の病勢進行または死亡のリスクを43%低減した(HR 0.57;95% CI 0.44-0.73)。 また、イミフィンジ+化学療法、イミフィンジ+リムパーザのいずれにおいても、安全性プロファイルは概ね管理可能かつ忍容性は良好で、個々の薬剤の既知のプロファイルとも概ね一致していた。 なお今回の承認は、進行または再発子宮体がんを対象に、一次治療としての化学療法と免疫チェックポイント阻害剤の併用療法、および維持療法を目的とした免疫チェックポイント阻害剤とPARP阻害剤の併用療法に対する初の承認である。 参照元: アストラゼネカ株式会社 プレスリリース
ニュース 子宮体がん イミフィンジオラパリブデュルバルマブリムパーザ

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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