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【承認申請】タルクエタマブ、再発又は難治性の多発性骨髄腫に対する治療薬として製造販売承認を申請
[公開日] 2024.11.26[最終更新日] 2025.02.26
Johnson & Johnson(ヤンセンファーマ株式会社)は11月20日、Gタンパク質共役型受容体ファミリーCグループ5メンバーD(GPRC5D)及びCD3を標的とするT細胞リダイレクト二重特異性抗体タルクエタマブについて、再発又は難治性の多発性骨髄腫の治療薬として、製造販売承認申請を行ったことを発表した。
タルクエタマブの標的の一つであるCD3受容体はT細胞表面に発現しており、もう一つの標的であるGPRC5Dは多発性骨髄腫の新規の標的。多発性骨髄腫細胞および非悪性形質細胞の表面、また皮膚や舌の上皮細胞などの一部の正常組織の表面に高発現する。同薬剤はこの両方に結合することでT細胞を活性化する二重特異性抗体であり、2024年3月、日本国内において希少疾病用医薬品の指定を受けている。
今回の申請は、国際共同第1/2相MonumenTAL-1試験および国内第1相MMY1003試験の結果に基づくものである。これらの試験においてタルクエタマブは、再発又は難治性の多発性骨髄腫に対し、T細胞リダイレクト治療薬による治療歴の有無にかかわらず、深く持続的な奏効及び良好な安全性プロファイルを示した。
J&J Innovative Medicine Oncology Therapeutic Area HeadのYusri Elsayedはプレスリリースの中で、「多発性骨髄腫における治療は進歩しているものの、依然としてアンメットニーズの高い疾患です。ファースト・イン・クラスのGPRC5DとCD3を標的とする二重特異性抗体タルクエタマブの開発を通し、私たちは多発性骨髄腫の患者さんとがん専門医のため、革新的な治療法の研究開発に引き続き取り組むとともに、当局と緊密に連携して参ります」と述べている。
参照元:
ヤンセンファーマ株式会社 プレスリリース
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