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【発売】ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発非小細胞肺がんの適応でオータイロが販売開始

[公開日] 2024.11.26[最終更新日] 2024.11.20

ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社は11月20日、「ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」を効能又は効果として、ROS1受容体チロシンキナーゼ阻害剤「オータイロカプセル 40mg(一般名:レポトレクチニブ)」が薬価基準に収載され、発売したことを発表した。同剤は、今年9月に製造販売承認を取得していた。 チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)である同剤は、ROS1融合遺伝子によってコードされるROS1受容体チロシンキナーゼ(RTK)に対して阻害活性を有し、RTKを介した細胞増殖に関わるシグナル伝達を阻害することで抗腫瘍効果を示す。 今回の発売について、 同社代表取締役社長 スティーブ・スギノは、「深刻な病気を抱える患者さんを助けるための革新的な医薬品を開発・提供することが私たちのミッションです。オータイロは、なかでも個別化医療のさらなる進展に貢献するものであり、患者さんに寄り添う私たちの姿勢を示すものでもあります。治療課題を有する ROS1融合遺伝子陽性非小細胞肺がん患者さんに対して、本日より新たな治療選択肢を提供できることを嬉しく思います」と述べている。 参照元: ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社 プレスリリース
ニュース 肺がん ROS1オータイロレポトレクチニブ非小細胞肺がん

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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