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9価HPVワクチンのシルガード、男性への接種対象拡大と肛門がん予防の適応追加に関する承認を申請
[公開日] 2024.11.18[最終更新日] 2024.11.22
MSD株式会社は11月15日、9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンである「シルガード(R)9水性懸濁筋注シリンジ(一般名:組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(酵母由来)、以下「シルガード9」)」について、男性への接種対象拡大ならびに肛門がんの予防の適応追加について、承認を申請したと発表した。
今回、承認が申請されたのは、「9歳以上の男性への接種対象拡大と、9歳以上15歳未満の男性に対する2回接種の「用法及び用量」の追加」ならびに「肛門癌及びその前駆病変と、男性での尖圭コンジローマの予防の適応追加」の2点。現在、日本で男性に接種可能なHPVワクチンは、4価HPVワクチン「ガーダシル(R)水性懸濁筋注シリンジ」のみだが、今回の申請が承認された場合、9つの型に対応するシルガード9でも、肛門がんと尖圭コンジローマの予防のための男性への接種が可能となる。
シルガード9は、9つのHPV型(6、11、16、18、31、33、45、52、58型)に対応した9価HPVワクチン。2014年12月に世界で初めて米国で承認され、日本では9歳以上の女性を対象に子宮頸がんなどの予防を効能又は効果として、合計3回接種する用法及び用量で、2020年7月21日に製造販売承認を取得。また、9歳以上15歳未満の女性に対する2回接種の「用法及び用量」の承認は、2023年3月8日に取得している。
MSDは、プレスリリースにて「今後も日本の人々をHPV関連がんおよび疾患から守り、公衆衛生の向上に貢献できるよう全力を尽くしてまいります」と述べている。
参照元:
MSD株式会社 プレスリリース
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