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【承認申請】抗PD-L1抗体薬テセントリクが再発または難治性の節外性NK/T細胞リンパ腫・鼻型(ENKL)に対する適応拡大を申請
[公開日] 2024.10.31[最終更新日] 2024.10.31
中外製薬株式会社は10月31日、抗PD-L1抗体薬テセントリク(一般名:アテゾリズマブ(遺伝子組換え))について、再発または難治性の節外性NK/T細胞リンパ腫・鼻型(ENKL)に対する適応拡大の申請を行ったと発表した。
今回の承認申請は、再発または難治性のENKLに対するテセントリクの有効性・安全性を評価した医師主導の国内第II相臨床試験であるATTACK試験(NCCH1903、jRCT2031190177)の結果に基づくもの。ATTACK試験は、国立がん研究センター中央病院が産学共同で推進するMASTER KEYプロジェクトの副試験として実施されている。
同試験では、13例中7例で奏効が確認され、奏効割合は53.8%(95%信頼区間:25.1~80.8%)で、主要評価項目を達成した。また、安全性は、これまでの他の悪性腫瘍で確認された既知のプロファイルと同様だった。
同社代表取締役社長CEOの奥田修氏は、ニュースリリースにて、「悪性リンパ腫の一つで、主に鼻に発症する希少なENKLは、進行期では初回治療後約6割の方が再発し、再発すると標準治療がなく、予後不良であることが知られています。良好な有効性を示したがん免疫療法であるテセントリクを、ENKLの新たな治療薬として患者さんに1日でも早くお届けできるよう、承認取得に向け取り組んでまいります」と述べている。
ENKLは、鼻腔に多く発症する悪性リンパ腫のひとつで、小児から成人まで年齢にかかわらず発症する。日本国内では、悪性リンパ腫(発症数約3.6万人/年)のなかで、ENKLは約0.68%と稀。
参照元:
中外製薬株式会社 ニュースリリース
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