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根治切除後の高リスク筋層浸潤性尿路上皮がんに対する術後療法としてのオプジーボ、生存期間を改善

[公開日] 2024.10.21[最終更新日] 2025.01.29

この記事の3つのポイント ・根治切除後の高リスク筋層浸潤性尿路上皮がんを対象とした第3相のCheckMate 274試験 ・術後療法としての抗PD-1抗体薬オプジーボの有効性・安全性を検討 ・併用療法により、良好な奏効率および持続的な効果を示す
2024年10月11日、医学誌『Journal of Clinical Oncology』にて根治切除後の高筋層浸潤性尿路上皮がん(MIUC)に対する術後療法としての抗PD-1抗体薬オプジーボ(一般名:ニボルマブ)単剤療法の有効性、安全性を比較検証した第3相のCheckMate 274試験(NCT02632409)の長期追跡結果がIcahn School of Medicine at Mount SinaiのMatthew D. Galsky氏らにより公表された。 CheckMate 274試験は、根治切除後の高リスクMIUC患者(N=709人)に対する術後療法として、2週を1サイクルとしてオプジーボ240mg単剤を投与する群、もしくはプラセボ単剤を投与する群に1対1に無作為に振り分け、主要評価項目としてITT集団における無病生存期間(DFS)、PD-L1発現率1%以上の患者群における無病生存期間(DFS)、副次評価項目として全生存期間(OS)、遠隔転移生存期間(DMFS)、二次無増悪生存期間(PFS2)等を比較検証したランダム化二重盲検下試験である。 本試験の追跡期間中央値36.1ヶ月時点における結果、主要評価項目であるITT集団におけるDFSは、プラセボ単剤群に比べてオプジーボ単剤群で改善傾向を示した(HR;0.71,95%信頼区間:0.58-0.86)。PD-L1発現率1%以上の患者群におけるDFSは、プラセボ単剤群に比べてオプジーボ単剤群で改善傾向を示した(HR;0.52,95%信頼区間:0.37-0.72)。更に副次評価項目であるITT集団におけるOSに関しても、プラセボ単剤群に比べてオプジーボ単剤群で改善傾向が認められた(HR;0.76,95%信頼区間:0.61-0.96)。 一方の安全性に関しては、既存の臨床試験で確認されている安全性プロファイルと一致しており、本試験で新たに確認された有害事象はなかった。 以上のCheckMate274試験の長期追跡結果よりMatthew D. Galsky氏らは、「根治切除後の高リスクMIUCに対する標準治療として、補助オプジーボの使用を支持する結果です」と結論付けた。 参照元: Adjuvant Nivolumab in High-Risk Muscle-Invasive Urothelial Carcinoma: Expanded Efficacy From CheckMate 274(Journal of Clinical Oncology 2024 doi:10.1200/JCO.24.00340)
ニュース 腎臓がん 腎盂・尿管・尿道がん オプジーボニボルマブ尿路上皮がん

山田創

製薬会社、オンコロジーメディアの運営を経て、フリーのメディカルライターへ転身。Twitterアカウント「@So_Yamada_」

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