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「内視鏡手術支援プログラムSurVis-Hys」が医療機器承認を取得:内視鏡下子宮全摘術における医師の臓器認識感度が向上

[公開日] 2024.08.13[最終更新日] 2024.08.13

国立がん研究センターは8月8日、同研究センター発のベンチャーである株式会社Jmeesと同研究センター東病院が共同で開発した「内視鏡手術支援プログラムSurVis-Hys」が、2024年8月2日付で厚生労働大臣より製造販売承認を取得したことを発表した。 同プログラムSurVis-Hysは、内視鏡下(腹腔鏡下及びロボット支援下)子宮全摘術の内視鏡映像中の尿管・膀胱部位をAIが検出し、候補領域として手術中に強調表示することで、医師の尿管・膀胱認識の支援を行うものである。これにより、医師の内視鏡映像中の尿管・膀胱認識の感度が向上し、尿管や膀胱の損傷に起因する合併症のリスクが回避できることが期待される。 薬事申請に伴い実施された性能評価試験では、医師単独での認識感度と比較して、同プログラムの併用による医師の認識感度が有意に向上することが既に示されている。 今後、婦人科以外の他の外科領域への適用範囲を広げるための開発や、有用性を証明するための臓器損傷リスクに関する臨床試験の実施し、国内への普及と海外展開を進めていくという。 なお、同プログラムSurVis-Hysの販売については、株式会社Jmeesが準備を進めており、販売開始は同社HP上に掲載される予定だ。 参照元:
国立がん研究センター プレスリリース
ニュース 子宮体がん 子宮全摘術

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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