MSD株式会社は7月1日、抗PD-1抗体キイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ(遺伝子組換え))」について、切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫に対する化学療法との併用において、製造販売承認事項の一部変更承認申請を行ったことを発表した。
悪性胸膜中皮腫は、肺あるいは胸腔を覆う膜に発生するがんであり、悪性中皮腫の中で最も多く、80~90%弱を占めるとされている。主な原因はアスベストへの暴露とされているが、発症までの潜伏期間が25‐50年と長く、また発症後の予後が不良であることから、今もなお新規治療ニーズの高いがんである。
今回の申請は、海外の多施設共同非盲検無作為化第2/3相試験であるKEYNOTE-483試験および国内の単群多施設共同非盲検非無作為化第1b相試験であるKEYNOTE-A17試験の結果に基づいている。
MSD社はプレスリリースの中で、「今後も重点分野と位置付けるがん領域で、これまで以上に患者さんと医療従事者のニーズにお応えできるよう努めてまいります」と述べている。
参照元:
MSD株式会社 プレスリリース
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