中外製薬株式会社は5月27日、FoundationOne Liquid CDx がんゲノムプロファイルについて、がん関連遺伝子におけるコピー数異常の検出結果、および血漿検体に基づく腫瘍遺伝子変異量(blood Tumor Mutational Burden: bTMB)スコアの情報提供に関する承認を取得したことを発表した。
コピー数異常およびbTMBスコアは、免疫チェックポイント阻害剤をはじめとする治療薬の効果予測因子として重要な指標である。今回の承認により、FoundationOne CDx がんゲノムプロファイルとともに、組織および血液検体を用いた2つの包括的ゲノムプロファイリングにおいて、診断および治療方針の補助が可能になる。
同社代表取締役社長CEOの奥田修氏は、プレスリリースにて「組織検体の確保が困難な固形がんの患者さんにとっては、採血によるがんゲノムプロファイリング検査で、抗がん剤治療の効果予測に関する情報が得られるため、治療方針の検討をスムーズに進められることに繋がります」と述べている。
参照元:
中外製薬株式会社 ニュースリリース
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