中外製薬株式会社は3月27日、遺伝子変異解析プログラム「FoundationOne(R) CDx がんゲノムプロファイル」について、アストラゼネカ株式会社が3月26日付けで国内における製造販売承認を取得したAKT阻害剤「トルカプ錠」(一般名:カピバセルチブ)とフェソロデックス(フルベストラント)の併用療法の適応となる、PIK3CA、AKT1またはPTEN遺伝子変異を有するホルモン受容体陽性/HER2陰性の切除不能な進行・再発の乳がんに対するコンパニオン診断としての承認を取得したことを発表した。
今回の承認は、PIK3CA、AKT1、PTEN遺伝子変異を検出することで、PIK3CA、AKT1またはPTEN遺伝子変異を有するHR陽性、HER2陰性の進行性乳がんに対するカピバセルチブの使用について、適応判定の補助を可能にすることを目的としたものである。
なお今回の承認により、FoundationOne CDx がんゲノムプロファイルは、8つのがん種、18の遺伝子、計27の薬剤に対するコンパニオン診断機能を保有することになる。
参照元:
中外製薬株式会社 プレスリリース
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