MSD株式会社は2月29日、抗PD-1抗体「キイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ(遺伝子組換え))」について、「化学療法同時併用下で実施する外部照射による放射線治療とそれに続く小線源療法」(同時化学放射線療法(CCRT))との併用療法において、局所進行子宮頸がんに対する製造販売承認事項一部変更承認申請を行ったことを発表した。
子宮頸がんは、初期段階ではほとんど症状がなく、受診した時にはすでにがんが進行しているケースも少なくない。進行すると治療が難しく、その選択肢も限られていることから新たな治療の選択肢が求められてきた。
今回の申請は、新たに診断された高リスク(FIGO2014に基づくリンパ節転移陽性のIB2-IIB期、リンパ節転移の有無を問わないIII-IVA期)の局所進行子宮頸がんを対象とした多施設共同無作為化二重盲検第3相試験であるKEYNOTE-A18試験のデータに基づくものである。同試験において、キイトルーダ+CCRT併用療法は、主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)について、対照群のプラセボ+CCRTに対して統計学的に有意かつ臨床的に意味のある延長を示した。また、キイトルーダ+CCRTの安全性プロファイルは、これまでの試験で報告されたものと一貫していることが確認された。
参照元:
MSD製薬株式会社 ニュース
あなたは医師ですか。