株式会社DNAチップ研究所は1月29日、「肺がん コンパクトパネル Dxマルチコンパニオン診断システム(医療機器プログラム)」の承認事項一部変更について、同26日に承認を得たことを発表した。
「肺がん コンパクトパネル Dxマルチコンパニオン診断システム」は、肺がんに重要なドライバー遺伝子に特化した次世代シークエンスによる遺伝子検査システム。劣化した検体や腫瘍細胞含有量がごく微量な検体でも高感度で検出できること、また液性細胞診検体にも対応可能であることなどの特徴を持つ。
既に4遺伝子(EGFR、ALK、ROS1、MET)において承認されていたが、今回新たに3遺伝子(BRAF、KRAS、RET)が加わり、計 7遺伝子の変異検出及び薬剤の適応判定が可能となった。
今後、7遺伝子での検査を臨床現場に届けるべく保険適用に向けた準備を進めていく予定としている。
なお、これまでに承認を取得している遺伝子並びに薬剤は以下の通り。
EGFR 遺伝子変異
ゲフィチニブ、エルロチニブ、アファチニブ、オシメルチニブ
ALK 融合遺伝子
クリゾチニブ、アレクチニブ、ブリグチニブ
ROS1 融合遺伝子
クリゾチニブ
MET 遺伝子エクソン 14スキッピング変異
テポチニブ
BRAF 遺伝子 V600E 変異
ダブラフェニブ及びトラメチニブ
KRAS 遺伝子 G12C 変異
ソトラシブ
RET 融合遺伝子
セルペルカチニブ
参照元:
株式会社DNAチップ研究所 ニュース
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