米ブリストル マイヤーズ スクイブ社は12月15日、1から4ラインの前治療を有するマイクロサテライト安定性(MSS)の進行大腸がんに対する抗PD-1抗体オプジーボ(一般名:ニボルマブ)と抗LAG-3抗体Relatlimabの併用療法の有効性を評価した第3相RELATIVITY-123試験を中止することを発表した。
同試験は、オプジーボ+Relatlimabの併用療法と化学療法(レゴラフェニブかトリフルリジン・チピラシル)の有効性を比較した試験。今回の中止は安全性への懸念に基づくものではなく、主要評価項目を達成する可能性が低いと判断されたためである。
MSS大腸がんに対する治療は、後期治療では高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)またはミスマッチ修復機構欠損(dMMR)大腸がんと比較して治療選択肢が依然として限られており、免疫療法の有効性も限定的だ。
ブリストル マイヤーズ スクイブ社は、同試験に登録された患者さんに対する次の適切なステップを決定できるよう治験担当医師とデータを共有するとともに、本試験のデータの評価を完了し、奇跡結果を学会で発表発表していく予定としている。
参照元:
ブリストル マイヤーズ スクイブ株式会社 ニュース
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