中外製薬株式会社は12月15日、経口ALK阻害剤「アレセンサカプセル150 mg」(一般名:アレクチニブ)について、ALK融合遺伝子陽性の非小細胞肺がん(NSCLC)における術後補助療法に対する適応拡大の承認申請を行ったことを発表した。
希少疾病用医薬品に指定された場合には、適応拡大の承認審査は優先審査の対象となる予定だ。
今回の申請は、ALK陽性非小細胞肺がんを完全切除した患者さんの術後補助療法を対象としたグローバル第3相ALINA試験の成績に基づくもの。病理病期IB~IIIA期のALK陽性非小細胞肺がんにおいて、完全切除後のアレセンサは、プラチナ製剤ベースの化学療法と比較して有意に再発リスクを低下させ、新しい安全性の所見は認められなかった。
代表取締役社長 CEOの奥田 修氏は、「アレセンサはALK阻害剤として初めて術後補助療法における有効性を示した医薬品であり、早期肺がんにおけるペイシェントジャーニーを大きく変える可能性があります。本剤を一日でも早く患者さんにお役立ていただけるよう、承認取得に向けて引き続き尽力してまいります」と述べている。
参照元:
中外製薬株式会社 プレスリース
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