武田薬品工業株式会社は11月24日、悪性リンパ腫治療剤「アドセトリス 点滴静注用50mg」(一般名: ブレンツキシマブ ベドチン、以下「アドセトリス」)について、「再発又は難治性のCD30陽性の皮膚T細胞リンパ腫」を新たな「効能又は効果」として厚生労働省より製造販売承認事項一部変更承認を取得したことを発表した。
今回の承認は、再発又は難治性のCD30陽性の皮膚T細胞リンパ腫を対象にアドセトリスを評価した海外第3相臨床試験であるALCANZA試験(C25001試験)の結果、および岡山大学病院を中心に実施された国内第2相医師主導臨床試験であるSGN-35-OU試験の結果に基づいている。
国内第2相医師主導臨床試験を担当した岡山大学病院の平井陽至医師は、プレスリリースにて「CD30陽性の皮膚T細胞リンパ腫は、皮膚に生じる悪性リンパ腫の一種で、依然としてアンメットニーズの高い疾患です。今回の承認取得で、新たな治療選択肢を待つ再発又は難治性のCD30陽性の皮膚T細胞リンパ腫患者さんの治療に貢献できることをうれしく思います。試験にご協力いただいた患者さん、そのご家族、医療関係者の皆さまに心から感謝をいたします」と述べている。
参照元:
武田薬品工業株式会社 プレスリース
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