国立がん研究センターは10月30日、同中央病院のアピアランス支援センターが頭頸部のがんと乳がんの手術後の心構えや外見変化への対処方法を解説するアピアランスケアリーフレットを新たに作成したことを発表した。
同病院はこれまでにも、治療中の外見の変化への心構えやセルフケア方法をまとめたリーフレットを横浜市および市内医療者と共に作成しており、今回で合計7種類のリーフレットの活用が可能となったとのこと。
新しく加わったリーフレットの詳細は下記の通り。
・頭頸部の手術をする方へ 顔や首に大きく傷が残るといわれたら:顔や首など外見の変化が目立ちやすいにもかかわらずケアに関する情報が少ない頭頸部がんを対象に、患者さんが安心して過ごすためのケアや心構えについて掲載
・乳がんの手術をする方へ 術後の見た目を整えるには:下着やパットについての説明のほか、質問の多い温泉での入浴についても解説。更に男性乳がん患者さんへの理解を広げるための経験談なども掲載
なお、各リーフレットはウェブサイトよりPDFファイルでダウンロードも可能であり、治療前や治療中のがん患者さんご自身をはじめ、患者さんのアピアランスケアに取り組む医療機関の方も利用可能となっている。
外部リンク:リーフレット一覧掲載ページ(国立がん研究センター中央病院 アピアランス支援センター)
プレスリリースでは、「国立がん研究センター中央病院は、わが国のがん対策の中核的機関として、がん診療連携拠点病院等の診療支援等の役割を担っており、本リーフレットについても全国のがん診療連携拠点病院等を通じて、多くの患者さんのアピアランスケアに役立てていただきたいと考えています」と述べられている。
参照元:
国立がん研究センター プレスリリース
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