ジェンマブ株式会社は9月25日、⼆重特異性抗体エプキンリ(⼀般名︓エプコリタマブ(遺伝⼦組換え))について、2回以上の全⾝療法後に再発⼜は難治性の⼤細胞型B細胞リンパ腫のうち、びまん性⼤細胞型B細胞リンパ腫、⾼悪性度B細胞リンパ腫、原発性縦隔⼤細胞型B細胞リンパ腫、および再発⼜は難治性の濾胞性リンパ腫Grade 3Bに対する治療薬として製造販売承認を取得したことを発表した。
今回の承認は、再発⼜は難治性の⼤細胞型B細胞リンパ腫を含むむ成熟B細胞⾮ホジキンリンパ腫を対象とした海外第1/2相臨床試験(EPCORE NHL-1/GCT3013-01試験)および国内第1/2相臨床試験(EPCORE NHL-3/GCT3013-04試験)等の成績臨床試験の結果に基づくものである。
エプキンリは、ジェンマブの独⾃技術DuoBodyによって創られたIgG1⼆重特異性抗体であり、⽪下投与による新たな治療選択肢として期待されている。
エプキンリとは
ジェンマブ独自のDuoBody-CD3技術は、細胞傷害性T細胞に選択的に作⽤し、標的細胞に対する免疫反応を誘導する技術。エプキンリは、T細胞上のCD3とB細胞上のCD20に同時に結合するよう設計されており、T細胞によるCD20陽性細胞傷害を誘導する。
エプキンリは、ジェンマブ社とアッヴィ社のがん領域における提携関係の下、両社により共同開発中の薬剤である。
参照元:
ジェンマブ株式会社 プレスリリース
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