固形がんの血液検体を用いた包括的がんゲノムプロファイリング「Guardant360 CDx がん遺伝子パネル」販売開始-ガーダントヘルスジャパンー


  • [公開日]2023.07.26
  • [最終更新日]2023.07.31

ガーダントヘルスジャパン株式会社は7月24日、固形がん患者を対象とした包括的がんゲノムプロファイリング(CGP)用リキッドバイオプシー「Guardant360(R) CDx がん遺伝子パネル(以下、Guardant360 CDx)」について、保険償還および販売が開始されることを発表した。同日より、臨床検査事業を展開する株式会社エスアールエルによる検査の受託が開始されるという。

Guardant360 CDxは、腫瘍が血液中に滲出する血中循環腫瘍 DNA (ctDNA) を次世代シークエンサーによって解析するがん遺伝子パネル検査であり、固形がん患者の血液検体を使ってがんに関連する74の遺伝子を網羅的に調べることができる。2022年3月10日に厚生労働省より承認されており、既にKRAS G12C遺伝子変異に対するソトラシブ(製品名:ルマケラス)や、MSI-Highに対するペムブロリズマブ(製品名:キイトルーダ)、ニボルマブ(製品名:オプジーボ)のコンパニオン診断薬として使われている。

同社の代表取締役社長 浅野氏は今回の発表の中で、「当社のミッションは“データを駆使してがん克服に貢献する”ことです。CGPの普及を通じ、がん治療における個別化医療のさらなる高度化と、患者さんの治療結果の向上を目指して、全力で取り組んでまいります」とコメントした。

参照元:
ガーダントヘルスジャパン株式会社 ニュース

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