エグザクトサイエンス株式会社は7月6日、「オンコタイプDX乳がん再発スコア(R)プログラム」について、中央社会保険医療協議会(中医協)が保険適用を7月5日付けで了承したと発表。併せて、9月1日より保険収載される見込みと公表した。
同プログラムは、ホルモン受容体陽性、HER2陰性で、リンパ節転移が無いか、あっても3個以内の早期浸潤性乳がん患者を対象に、遠隔再発リスクを提示し、化学療法の要否の決定を補助するものとして、2021年8月に厚生労働省からエグザクトサイエンス株式会社が薬事承認を受けていた。
エグザクトサイエンス社コマーシャルディレクターの木村重雄氏は、プレスリリースの中で、「この度の中医協の了承によりオンコタイプDX乳がん再発スコアプログラムをお使い頂くことで、乳がん患者さんが医師と話し合い、納得した上での治療のご選択に貢献できることを期待します」と述べている。
オンコタイプDX乳がん再発スコアプログラムとは
オンコタイプDX乳がん再発スコアプログラムは、米国で2004年から行われている「オンコタイプDX乳がん再発スコア検査」と、日本向けに開発したソフトウエアを組み合わせたプログラム医療機器。
同検査では、一定の条件を満たす乳がん患者を対象に、乳がん組織に含まれる21個の遺伝子を調べ、各遺伝子の発現状況から独自のアルゴリズムにより、0~100までの数字で表される再発スコア結果を算出する。
再発スコア結果は、術後にどの程度再発しやすいかの予測とあわせ、術後薬物療法を検討する際に、「ホルモン療法」に「化学療法」を追加するかどうかの意思決定の助けになる情報を提供する。
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参照元:
エグザクトサイエンス株式会社 プレスルーム<br
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