米ブリストル マイヤーズ スクイブ社は7月11日、第3相CheckMate-901試験(NCT03036098)において、シスプラチンを含む化学療法に適格な切除不能または転移性尿路上皮がんに対するオプジーボ(一般名:ニボルマブ)とシスプラチンを含む化学療法の併用療法に続くオプジーボ単剤療法が、全生存期間(OS)および無増悪生存期間(PFS)の改善を示したと発表した。
CheckMate-901の主要試験は、未治療の切除不能または転移性尿路上皮がんを対象に、オプジーボとヤーボイ(一般名:イピリムマブ)の併用療法を標準治療であるシスプラチンまたはカルボプラチンを含む化学療法と比較評価するもので、シスプラチンに不適格な患者コホートを対象に進行中である。
今回発表されたのは、シスプラチン投与が適格な患者を対象にオプジーボと化学療法の併用と化学療法のみを比較したサブ試験の結果。シスプラチンを含む化学療法に適格な患者608名が、オプジーボ360mgと化学療法を3週間間隔で投与する群、または化学療法単独の群のいずれかに無作為に割り付けられた。
ブリストル マイヤーズ スクイブ社バイスプレジデント兼泌尿生殖器がん領域グローバル開発プログラム責任者であるDana Walker氏はプレスリリースにて、「本日のニュースにより、免疫療法薬による併用療法ががん患者さんの予後に変革をもたらす可能性がまたひとつ示されました」と述べるとともに、「CheckMate -901試験にご参加いただいた患者さん、治験担当医師そしてすべての治験施設の皆様にお礼を申し上げます」とコメントを寄せている。
なお、詳細なデータは今後の学会で発表予定である。
参照元:
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社 プレスリリース
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