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悪性黒色腫の日本人患者に対するツシジノスタット、第3相試験開始

[公開日] 2023.04.27[最終更新日] 2023.04.27

4月25日、Meiji Seikaファルマ株式会社は、悪性黒色腫の日本人患者を対象に抗悪性腫瘍薬であるツシジノスタット(開発コード:HBI-8000)の有効性と安全性を検証する第3相試験(jRCT2061220112)を提携先であるHUYABIO社が開始したと発表した。

同第3相試験は、PD-1もしくはPD-L1阻害薬による治療歴のない切除不能/転移性悪性黒色腫患者を対象に、28日を1サイクルとしてツシジノスタット30mg+オプジーボ(一般名:ニボルマブ、以下オプジーボ)併用療法を実施する群とプラセボ+オプジーボ併用療法を実施する群に振り分け、有効性と安全性を比較する国際共同治験(NCT04674683)の一環として、国内で実施される。なお、目標症例数は約480人を予定している。

Meiji Seikaファルマは、リリースにて「HBI-8000が血液腫瘍に加え、悪性黒色腫に対する新たな治療選択肢となり、患者さんの予後とQOLの向上に貢献できるよう取り組んでまいります」と述べている。

ツシジノスタット(開発コード:HBI-8000)とは ツシジノスタットは、経口投与が可能なエピジェネティックな作用を有するイムノモジュレーターである。国内では、2021年に再発/難治性の末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)の治療薬として「ハイヤスタ」という製品名で発売された。

参照元:
Meiji Seikaファルマ株式会社 プレスリリース
ニュース 皮膚がん jRCT2061220112

吉田瞳

東京医科歯科大学医学部保健衛生学科看護学専攻卒業後、都立病院にて救命救急病棟勤務。 三次救急の対応や透析業務、CT業務などを経験した後、建設企業にて産業保健師として社員の健康管理に勤しむ。 一般向けに幅広く疾患啓発を行いたいと思い、現在に至る。患者さんやご家族向けの疾患啓発冊子の制作やWEBページの編集を担当している。

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