キイトルーダ単剤療法が再発/難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫に対する適応承認を申請ーMSDー


  • [公開日]2022.12.15
  • [最終更新日]2022.12.15

2022年12月5日、MSD株式会社は「再発または難治性原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL)」に対するキイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ遺伝子組換え)、以下キイトルーダ)の単剤療法について、厚生労働省に適応承認の申請を行ったと発表した。

PD-1抗体薬であるキイトルーダは、活性化T細胞上に発現しているPD-1に結合することで、がん細胞上のPD-L1ならびにPD-L2との結合を阻害し、がん細胞が活性化T細胞を抑制するのを阻害する働きを有する。これにより、がん細胞によって抑制されていたT細胞が再活性化され、がん抗原を認識した際、がん細胞に攻撃が行われるようになる。

今回の承認申請は、海外第2相試験KEYNOTE-170試験(NCT02576990)ならびに国内第1相試験KEYNOTE-A33試験(NCT04317066)の結果に基づくもの。KEYNOTE-170試験ならびにKEYNOTE-A33試験は、前治療歴のある再発/難治性PMBCL患者を対象に、21日を1サイクルとしてキイトルーダ200mgを単剤投与し、有効性安全性を評価した試験。その結果長期的に持続的な抗腫瘍効果を示した。

参考:複数治療歴のある再発/難治性原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫に対するキイトルーダ単剤療法、客観的奏効率41.5%を示す

MSDはリリースにて、「重点分野と位置付けるがん領域で患者さんと医療従事者のニーズに応えていけるよう、革新的な医薬品の開発を進め、承認取得に向けて取り組んでいきます」と述べている。

原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL)とは
原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫は胸腺のB細胞に起因する進行の早い悪性リンパ腫であり、非ホジキンリンパ腫の約2~4%、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の最大10%を占める希少ながんである。若年の成人に多く発症し、再発の場合は自家造血幹細胞移植が有効な場合もある一方、再発/難治性の場合には転帰は不良であると報告されている。

参照元:
MSD株式会社 プレスリリース

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