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ハイリスクホジキンリンパ腫患児に対する一次治療としてアドセトリス+ドキソルビシン+ビンクリスチン+エトポシド+プレドニゾン+シクロホスファミド、3年無イベント生存率を改善The New England Journal of Medicineより


  • [公開日]2022.11.11
  • [最終更新日]2022.11.10
この記事の3つのポイント
・ハイリスクホジキンリンパ腫小児患者が対象の第3相試験
一次治療としてアドセトリスドキソルビシンビンクリスチン+エトポシド+プレドニゾン+シクロホスファミド併用療法有効性安全性標準治療と比較検証
・3年無イベント生存率は92.1%であり、標準治療に対して統計学的有意に延長を示した

11月3日、医学誌『The New England Journal of Medicine』にてハイリスクホジキンリンパ腫小児患者に対するファーストライン治療として抗CD30抗体薬物複合体アドセトリス(一般名:ブレンツキシマブ ベドチン、以下アドセトリス)+ドキソルビシン+ビンクリスチン+エトポシド+プレドニゾン+シクロホスファミド併用療法の有効性、安全性を比較検証した第3相試験(NCT02166463)の結果がChildren’s Healthcare of AtlantaのSharon M. Castellino氏らにより公表された。

本試験は、ハイリスクホジキンリンパ腫小児患者(N=587人)に対するファーストライン治療として、21日を1サイクルとしてアドセトリス+ドキソルビシン+ビンブラスチン+エトポシド+プレドニゾン+シクロホスファミド併用療法を実施する群、もしくは標準治療(ドキソルビシン+ブレオマイシン+ビンクリスチン+エトポシド+プレドニゾン+シクロホスファミド)を実施する群に振り分け、主要評価項目として無イベント生存期間(EFS:病勢進行、再発、二次がん、死亡までの期間として定義)、副次評価項目として安全性、全生存期間OS)を比較検証したオープンラベル多施設共同の第3相試験である。

本試験のフォローアップ期間中央値42.1ヶ月時点における結果、3年無イベント生存率(EFS)は、アドセトリス+ドキソルビシン+ビンブラスチン+エトポシド+プレドニゾン+シクロホスファミド併用群の92.1%(95%信頼区間:88.4-94.7%)に対して標準治療群で82.5%(95%信頼区間:77.4-86.5%)と、アドセトリス+ドキソルビシン+ビンブラスチン+エトポシド+プレドニゾン+シクロホスファミド併用群でイベント(EFS)のリスクを59%統計学的有意に減少(HR:0.41、95%信頼区間:0.25-0.67、P<0.001)した。

副次評価項目である3年全生存率(OS)は、アドセトリス+ドキソルビシン+ビンブラスチン+エトポシド+プレドニゾン+シクロホスファミド併用群の99.3%(95%信頼区間:97.3-99.8%)に対して標準治療群で98.5%(95%信頼区間:96.0-99.4%)を示した。

以上の第3相試験の結果よりSharon M. Castellino氏らは「ハイリスクホジキンリンパ腫小児患者に対するファーストライン治療として抗CD30抗体薬物複合体アドセトリス+ドキソルビシン+ビンクリスチン+エトポシド+プレドニゾン+シクロホスファミド併用療法は、標準治療に比べてイベント(EFS)のリスクを59%統計学的有意に減少しました」と結論を述べている。

Brentuximab Vedotin with Chemotherapy in Pediatric High-Risk Hodgkin’s Lymphoma(N Engl J Med. 2022 Nov 3;387(18):1649-1660. doi: 10.1056/NEJMoa2206660.)

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