「個人情報保護方針」及び「個人情報の取扱いについて」改訂のお知らせ

限局性腎細胞がんに対する術後補助療法としてのオプジーボ+ヤーボイ併用療法、無病生存期間を改善せず米・ブリストル・マイヤーズ スクイブ


  • [公開日]2022.08.09
  • [最終更新日]2022.08.04

7月29日、米・ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、根治的腎全摘除術もしくは腎部分切除後の限局性腎細胞がん(RCC)のうち、再発リスクが中程度~高度の患者に対する術後補助療法としての抗PD-1抗体薬オプジーボ(一般名:ニボルマブ、以下オプジーボ)+抗CTLA-4抗体薬ヤーボイ(一般名:イピリムマブ、以下ヤーボイ)併用療法有効性安全性を評価した第3相CheckMate-914試験の最終解析の結果を発表した。

CheckMate-914試験は、根治的腎全摘除術もしくは腎部分切除後の限局性腎細胞がん患者を対象に術後補助療法としてオプジーボ+ヤーボイ併用療法とプラセボを比較するパートAと、オプジーボ単剤療法とプラセボを比較するパートBの2つから成り立つ無作為化二重盲検プラセボ対照第III相臨床試験主要評価項目はいずれのパートも盲検下独立中央評価委員会(BICR)の評価による無病生存期間DFS)、副次評価項目全生存期間OS)と安全性である。

オプジーボ単剤療法とオプジーボを含む併用療法は、これまで腎細胞がん患者に対するさまざまな臨床試験において、一次治療二次治療において臨床的ベネフィットを示していた。そこで今回、腎全摘除もしくは部分切除後の限局性腎細胞がん患者における術後補助療法としての評価が行われた。

同試験の結果、BICRの評価による無病生存期間(DFS)の主要評価項目は達成されなかった。一方、安全性はこれまでの固形がんにおけるオプジーボ+ヤーボイ併用療法で報告されたものと一貫していた。

ブリストル・マイヤーズ スクイブの泌尿生殖器がん領域、バイスプレジデント兼開発プログラム責任者である Dana Walker氏は「CheckMate-914試験のパートAの最終解析では、限局性腎細胞がん患者さんの術後治療において同様のベネフィットが示されず、残念に思いますが、今後も腎細胞がんのすべての患者さんのために研究を続け、がん治療の進展に取り組んでまいります」と述べている。

オプジーボとは
オプジーボは、免疫チェックポイント阻害薬の1つであり、身体の免疫系を利用して抗腫瘍免疫応答を再活性化する抗PD-1抗体薬。がんを攻撃するために身体の免疫系を利用するオプジーボは、複数のがん腫において重要な治療選択肢となっている。

ヤーボイとは
ヤーボイは、免疫チェックポイント阻害薬の1つであり、細胞傷害性Tリンパ球抗原-4(CLTA-4)に結合する遺伝子組み換えヒトモノクローナル抗体。ヤーボイは、CTLA-4と結合し、CTLA-4 とそのリガンドである CD80/CD86 との相互作用を阻害する。CTLA-4 が阻害されると、T細胞の活性化と増殖が促されるとともに制御性 T 細胞の機能が低下し、抗腫瘍免疫応答などT細胞の反応性が全体的に向上する可能性が示唆されている。

参照元:
Bristol-Myers Squibb Press Releases

×

リサーチのお願い


この記事に利益相反はありません。