• ログイン
  • 検索
  • 相談
  • お知らせ
  • メニュー
  • がん種
  • 特集
  • 治験
  • リサーチ
  • イベント
  • 体験談
  • 患者会
  • 辞典
  • お役立ち

グレリン様作用薬エドルミズ、がん悪液質の適応で新発売

[公開日] 2021.04.21[最終更新日] 2021.04.21

4月21日、小野薬品工業株式会社は、グレリン様作用薬「エドルミズ(R)(一般名:アナモレリン塩酸塩)錠50mg」(以下、エドルミズ)について、悪性腫瘍(非小細胞肺がん、胃がん、膵がん、大腸がんにおけるがん悪液質の効能または効果で、日本国内において新発売したと発表した。

(画像はニュースリリースより)

がん悪液質は、がんに伴う体重(特に筋肉量)の減少、食欲不振を特徴とする複合的な代謝異常症候群。がん悪液質はがん患者の生活の質(QOL)や予後などに対して顕著な影響を及ぼすことが明らかになりつつある。しかし、これまでがん悪液質の治療薬として国内で承認された薬剤はなかった。

エドルミズは、選択的かつ新規の経口グレリン様作用薬。グレリンは、主に胃から分泌される内在性ペプチドであり、受容体に結合すると体重や筋肉量、食欲、代謝を調節する複数の経路を刺激する。同剤は、がん悪液質の患者における体重および筋肉量の増加並びに食欲の増加効果を示している。

(画像はニュースリリースより)

小野薬品はプレスリリースで、「今回、エドルミズが新発売されたことにより、国内で治療法がなかったがん悪液質の患者さんに新しい治療選択肢をお届けでき、これらの患者さんのQOLの改善に貢献できるものと期待しています」と述べている。

なお、小野薬品は同剤について、スイス・Helsinn Healthcare社とライセンス契約を締結している。この契約に基づき、小野薬品は日本・韓国・台湾で独占的に開発・商業化する権利を取得。Helsinn社は、他の全世界での全権利を留保している。

参照元:
小野薬品工業株式会社 プレスリリース
ニュース 大腸がん エドルミズ

茂木 孝裕

オンコロサイト・コンテンツ編集者。法政大学社会学部メディア社会学科卒業後、広告代理店、スポーツ新聞社などを経たのち、医療情報サイトで編集・ライター業務に約6年従事。2019年より3Hクリニカルトライアル/オンコロに参加。オンコロジー領域以外の医療情報も幅広く取材。

治験・臨床試験

一覧を見る

リサーチ・調査

一覧を見る

ニュース

一覧を見る

イベント

一覧を見る

患者会

一覧を見る