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FoundationOne Liquid CDxがんゲノムプロファイル、血液検体による固形がんの包括的ゲノムプロファイリングとして国内初承認を取得

[公開日] 2021.03.29[最終更新日] 2021.03.29

3月23日、中外製薬株式会社は、FoundationOne Liquid CDxがんゲノムプロファイルについて、固形がんに対する包括的ゲノムプロファイリング(CGP)を提供するリキッドバイオプシー検査として厚生労働省より承認を取得したと発表した。

FoundationOne Liquid CDxがんゲノムプロファイルは、血液検体を次世代シークエンサーを用いて包括的にがん関連遺伝子を解析するシステム。米・ファウンデーションメディシン社が開発した。FoundationOne Liquid CDxがんゲノムプロファイルは、進行固形がんの血液検体に含まれる循環腫瘍DNA(ctDNA)から、324のがん関連遺伝子を解析する。がんゲノムプロファイリング機能に加え、厚生労働省より承認されている複数の分子標的治療薬のコンパニオン診断機能も有しており、これらの結果を1つにまとめて提供する。

今回の承認により、FoundationOne Liquid CDxがんゲノムプロファイルは、血液検体でのCGPとコンパニオン診断機能を有する国内で最初のがん遺伝子パネル検査となる。

代表取締役社長CEOの奥田修氏は、「患者さんの遺伝子変異の状況に基づいた個別化医療の高度化を目指す中外製薬にとって、血液検体によるCGPとしてFoundationOne Liquid CDxがんゲノムプロファイルが承認されたことは非常に大きな意味を持ちます」とし、「日進月歩で進化を続けるがん治療において、組織検体と血液検体の両方を用いたCGPが可能になることで、患者さんの状況や治療段階に応じた治療方針の決定支援をより多くの患者さんに提供できるようになると考えています。一日でも早く本検査をお届けできるよう、発売に向けた準備を進めていくとともに、引き続き患者さんへの提供価値の最大化を目指し、コンパニオン診断機能の拡充も行っていきます」と述べている。

FoundationOne Liquid CDxがんゲノムプロファイルとは FoundationOne Liquid CDxがんゲノムプロファイルは、次世代シーケンサーを用いた血液検体による包括的ながん関連遺伝子解析システム。また、抗悪性腫瘍薬の適応を調べるコンパニオン診断機能を持つ医療機器プログラム。解析可能ながん関連遺伝子は、324種あり、short variantsにおける置換、挿入、欠失などの変異や遺伝子再編成が検出可能。

参照元:
中外製薬株式会社 ニュースリリース
ニュース 固形がん FoundationOne Liquid CDxがんゲノムプロファイル

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