あなたは医師ですか。
再発又は難治性のB細胞性急性リンパ性白血病の治療薬 「ビーリンサイト® 点滴静注用35μg 」発売
[公開日] 2018.11.27[最終更新日] 2018.11.27
2018年11月27日、アステラス・アムジェン・バイオファーマ株式会社(以下「アステラス・アムジェン・バイオファーマ」)とアステラス製薬株式会社(以下「アステラス製薬」)は、抗悪性腫瘍剤/二重特異性抗体製剤「ブリナツモマブ」(商品名:「ビーリンサイト®点滴静注用35μg」 、以下「ビーリンサイト」)について、日本において、再発又は難治性のB細胞性急性リンパ性白血病(ALL)の治療薬として発売したことを発表した。
ビーリンサイトは、世界で初めて承認された二重特異性T細胞誘導(BiTE®)抗体による免疫療法剤である。
また、アムジェン社のBiTE技術プラットフォームから創製された初めての免疫療法剤でもあり、体内の免疫システムががん細胞を攻撃する働きを促す新たなアプローチとして期待される。
国際医療福祉大学三田病院 医学部教授 悪性リンパ腫・血液腫瘍センター副センター長の小林幸夫 医師は「今日までの医学の進展により、ALLはファーストラインの治療で約80%の患者さんが完全寛解に達するようになりました。
しかしながら、5年無病生存率は50%程度にとどまり1、再発・難治性ALLの治療には、未だ改善の余地があるといえます。
このような中で、新たな作用機序の免疫療法剤であるビーリンサイトが選択肢に加わったことのインパクトは大きいと考えています」と述べている。
ビーリンサイトの発売にあたり、アステラス・アムジェン・バイオファーマ オンコロジー事業部長の山崎康司氏は、「化学療法が主たる治療の選択肢であった厳しい状況下において、ALLという難病と闘ってきた日本の患者さんに、新たな治療選択肢を提供できることを大変嬉しく思います。
今後も私たちは、日本でがんを始めとする重篤な疾患と闘う患者さんのために、革新的な医薬品を届ける取り組みを強化していきます」と述べた。
ニュース
白血病
ブリナツモマブ
治験・臨床試験
一覧を見る
リサーチ・調査
一覧を見る
ニュース
一覧を見る
イベント
一覧を見る
患者会
一覧を見る
ログインいただくと特定のがん種の最新情報をお知らせしたり、チャットでご相談していただけるようになります。