目次
- 1調査概要
- 1-1
- 1-2
- 1-3
- 2長期間にわたる自覚的ストレスは全がん罹患のリスク上昇と関連
- 3ストレスとがん罹患はどう関係しているのか
調査概要
調査対象
1990年に岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部に在住か、1993年に茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の10保健所管内(呼称は2017年現在)在住者でがんではなかった方対象者数
101,708人(男性:48,588人、女性53,120人)調査項目
生活習慣に関するアンケート調査長期間にわたる自覚的ストレスは全がん罹患のリスク上昇と関連
本研究の追跡調査中(平均17.8年)に、男女計17,161人のがん罹患が確認された。 調査開始時のアンケートの回答から、日常的に自覚するストレスの程度について3つのグループ(低、中、高)に分けて、その後の全がん罹患を比較、自覚的ストレスレベルが「低」のグループを基準とし、それ以外のグループのがんリスクを比較したところ、調査開始時の自覚的ストレスレベルと全がん罹患との間に統計学的有意な関連は見られなかった。 次に、対象者のうち、調査開始時と5年後調査時のアンケート両方の回答者(79,301人)について、自覚的ストレスに関する回答の組み合わせから、その変化を6つのグループ(常に低、常に低・中、常に中、高が低・中に変化、低・中が高に変化、常に高)に分け、がん罹患リスクとの関連を検討した結果、うち12,486人(男性7,607人、女性4,879)のがん罹患が確認され、常に自覚的ストレスレベルが高いグループは、常に自覚的ストレスレベルが低いグループに比べ、全がん罹患リスクが11%上昇していた。 図.自覚的ストレスレベルと全がん罹患リスク(男女計)
*調査開始時の年齢、地域、性別、心理的要因、BMI、喫煙状況、飲酒状況、職業、運動、同居の有無、野菜・果物摂取量、がん家族歴で調整。



