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抗菌薬ゾシン 抗がん剤等の副作用「発熱性好中球減少症」の効能追加 6/26

[公開日] 2015.06.28[最終更新日] 2015.06.28

6月26日、大鵬薬品工業株式会社はβ-ラクタマーゼ阻害剤配合抗生物質製剤タゾバクタム・ピペラシリン(商品名:ゾシン)について、発熱性好中球減少症の適応追加の承認を取得したと発表しました。 発熱性好中球減少症とは、抗がん剤や放射線治療によって白血球(好中球)が減少することにより免疫力低下し発症する発熱性疾患です。急速に重症化して死に至る副作用の1つは、広域抗菌薬により改善することが知られています。 ゾシンは、厚生労働省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で関連学会より開発要請を受け、同社が臨床第3相試験を実施しました。 【医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議とは】 欧米では使用が認められているが、国内では未承認の医薬品の適応について、医療上の必要性を評価するとともに、公知申請への該当性や承認申請のために追加で必要な試験の妥当性を確認することなどにより、製薬企業による未承認薬・適応外薬の開発促進に資することを目的として設置された会議のこと。 大鵬薬品工業株式会社びプレスリリースはコチラ 記事:可知健太
ニュース がん一般

3Hメディソリューション株式会社 執行役員 可知 健太

オンコロジー領域の臨床開発に携わった後、2015年にがん情報サイト「オンコロ」を立ち上げ、2018年に希少疾患情報サイト「レアズ」を立ち上げる。一方で、治験のプロジェクトマネジメント業務、臨床試験支援システム、医療機器プログラム開発、リアルワールドデータネットワーク網の構築等のコンサルテーションに従事。理学修士。

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