• 検索
  • 相談
  • お知らせ
    2
  • メニュー
  • がん種
  • 特集
  • 治験
  • リサーチ
  • イベント
  • 体験談
  • 患者会
  • 辞典
  • お役立ち

新規/再発マントル細胞リンパ腫に対するイムブルビカ+ガザイバ+ベネクレクスタ併用療法、完全奏効率67%以上を示す

[公開日] 2020.11.25[最終更新日] 2025.01.29

この記事の3つのポイント ・新規/再発マントル細胞リンパ腫患者が対象の第1/2相試験 ・イムブルビカガザイバベネクレクスタ併用療法有効性安全性を検証 ・完全奏効率は再発群で67%、未治療群で86.6%を示した

2020年11月12日、医学誌『blood』にて新規/再発マントル細胞リンパ腫(MCL)患者に対するBTK阻害薬であるイムブルビカ(一般名:イブルチニブ、以下イムブルビカ)+抗CD20モノクローナル抗体であるガザイバ(一般名:オビヌツズマブ、以下ガザイバ)+BCL-2阻害薬であるベネクレクスタ(一般名:ベネトクラクス、以下ベネクレクスタ)併用療法の有効性、安全性を検証した第1/2相OAsls試験(NCT02558816)の結果がMedical University of NantesのSteven Le Gouill氏らにより公表された。

本試験は、新規/再発マントル細胞リンパ腫(MCL)患者に対して固定用量のイムブルビカ+ガザイバにベネクレクスタを併用投与し、主要評価項目としてベネクレクスタの用量制限毒性DLT)、最大耐用量(MTD)、副次評価項目として奏効率(RR)、微小残存病変MRD)陰性率、無増悪生存率PFS)を検証した多施設共同の第1/2相試験である。

本試験の結果、主要評価項目である用量制限毒性(DLT)の発現は確認されず、ベネクレクスタは400mg/日で投与された。なお、グレード3/4の有害事象(AE)発現率は再発群75%(N=18人)、未治療群53%(N=8人)を示した。

副次評価項目である完全奏効率(CR)は再発群67%、未治療群86.6%を示した。また、微小残存病変(MRD)陰性率は再発群71.5%(N=10人)、未治療群100%(N=12人)を示した。また、再発群における2年無増悪生存率(PFS)は69.5%(95%信頼区間:52.9-91.4%)、2年全生存率(OS)は68.6%(95%信頼区間:49.5-95.1%)を示した。未治療群における1年無増悪生存率(PFS)は93.3%(95%信頼区間:81.5-100%)を示した。

以上の結果よりSteven Le Gouill氏らは「新規/再発マントル細胞リンパ腫(MCL)患者に対するBTK阻害薬イムブルビカ+抗CD20モノクローナル抗体ガザイバ+BCL-2阻害薬ベネクレクスタ併用療法は、忍容性に問題なく、高い奏効率を示しました」と結論を述べている。

Ibrutinib, Obinutuzumab And Venetoclax In Relapsed and Untreated Patients with Mantle-Cell Lymphoma, a phase I/II trial(Blood. 2020 Nov 12;blood.2020008727. doi: 10.1182/blood.2020008727.)
ニュース 悪性リンパ腫 BTK阻害薬イブルチニブイムブルビカ

山田創

製薬会社、オンコロジーメディアの運営を経て、フリーのメディカルライターへ転身。Twitterアカウント「@So_Yamada_」

治験・臨床試験

一覧を見る

リサーチ・調査

一覧を見る

ニュース

一覧を見る

イベント

一覧を見る

患者会

一覧を見る

電話受付:平日(月〜金)10:00-18:00

2025年08月08日
ニュース 多発性骨髄腫
2025年08月08日
ニュース 膵臓がん
2025年08月07日
ニュース 乳がん
2025年08月07日
ニュース 乳がん がん全般 検査
2025年08月06日
ニュース 卵巣がん
2025年08月06日
ニュース 頭頸部がん
2025年08月05日
ニュース 多発性骨髄腫
2025年08月05日
ニュース 乳がん
2025年08月04日
ニュース 肺がん
2025年08月01日
ニュース 乳がん 高齢