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MET阻害薬タブレクタ、切除不能な進行/再発非小細胞肺がんの治療薬として発売ーノバルティスファーマー


  • [公開日]2020.09.04
  • [最終更新日]2020.09.04

8月26日、ノバルティスファーマ株式会社は、タブレクタ(一般名:カプマチニブ塩酸塩水和物、以下タブレクタ)錠150mgと同錠200mgをMET遺伝子エクソン14スキッピング変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(NSCLC)の治療薬として発売したと発表した。

NSCLC患者の約3~4%はMETエクソン14スキッピング(METex14)変異であり、日本においては約3,000名程度とされている。肺がんの治療は進歩しているものの、NSCLC患者の予後は未だ不良であり、治療の選択肢も限定的だ。METex14変異陽性はその中でも予後不良な集団であり、治療法の開発が望まれていた。

タブレクタはMETに対する経口阻害剤であり、ドライバー因子であるMETex14変異に対しても阻害活性を有する。MET遺伝子異常によって腫瘍細胞の増殖、生存、浸潤転移、腫瘍血管新生を促進すると考えられている。同剤はFoundationOne CDxがんゲノムプロファイルによって適応の判断がなされる。コンパニオン診断機能については、2020年6月に既に追加承認を取得している。

ノバルティス オンコロジー ジャパンのプレジデントであるブライアン グラッツデン氏は、「近年、遺伝子検査の技術進化により、多くのがん患者さんのがんの原因の特定も進んでいます。今回長く待ち望まれていたMET遺伝子を標的とした治療法として、『タブレクタ錠』を発売できることは大変嬉しく患者さんの人生に貢献できることを期待しています」と述べている。

タブレクタとは
METに対する選択的経口阻害剤。MET遺伝子変異は複数のがん腫で見られ、この遺伝子異常は腫瘍細胞の増殖、生存、浸潤、転移、および腫瘍血管新生を促進すると言われている。タブレクタはNSCLCの発がんドライバー因子であるMETex14変異に対しても阻害活性を有する。日本では、2019年5月に「MET遺伝子変異陽性の非小細胞肺がん」を効能・効果とし、希少疾病用医薬品指定を受け、6月に製造販売が承認された。

参照元:
ノバルティスファーマ株式会社 プレスリリース

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