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転移性トリプルネガティブ乳がんに対するテセントリク+パクリタキセル併用療法、無増悪生存期間は統計学的有意に延長せず

[公開日] 2020.08.12[最終更新日] 2020.08.12

8月6日、スイス・ロシュ社は、初期治療の転移性トリプルネガティブ乳がん(TNBC)に対し、テセントリク(一般名:アテゾリズマブ、以下テセントリク)+パクリタキセルの有効性と安全性を評価した第3相IMpassion131試験の結果、無増悪生存期間(PFS)が統計学的有意に延長されなかったと発表した。

乳がんは日本人において、年間92,200人が罹患し、15,100人が死亡すると考えられている(2019年予測値)。乳がんの約15%がTNBC患者であり、50歳未満の女性に多い。TNBCは他のタイプの乳がんに比べ、増殖しやすく、生存期間が短くなると言われている。

IMpassion131試験は未治療の手術不能局所進行性または転移性TNBC患者(N=651人)をテセントリク+パクリタキセル群とプラセボ+パクリタキセル群に2:1に割り付け主要評価項目をPD-L1の発現が認められる患者における無増悪生存期間(PFS)、副次評価項目を全生存期間(OS)、客観的奏効率、効果持続期間とした。

試験の結果、主要評価項目であるPFSは統計学的有意な延長を示さなかった。副次評価項目であるOSは、十分なイベント数がないため、明確な結論は出ていないが、テセントリク+パクリタキセル群で劣る傾向が示され、今後も最終解析までフォローアップする予定。一方、安全性に関してはこれまでの安全性プロファイルと同様であった。

なお、同試験の成績については、今後各国の規制当局と協議し、医学系学会で発表される予定としている。

トリプルネガティブ乳がん(TNBC)について TNBCはホルモン受容体(エストロゲン受容体及びプロゲステロン受容体)の発現やヒト上皮増殖因子受容体2型(HER2)の過剰発現を伴わない悪性腫瘍。乳がんの約15%を占める。他のタイプの乳がんと比較し、50歳未満の女性に多い、一般に増殖能が高く、生存期間が短くなると言われている。

参照元:
中外製薬株式会社 ニュースリリース

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