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ホルモンナイーブ転移性前立腺がん患者に対するカボザンチニブ+アンドロゲン除去療法の有効性を検証Clinical Cancer Researchより


  • [公開日]2020.02.10
  • [最終更新日]2020.02.05
この記事の3つのポイント
・ホルモンナイーブ転移性前立腺がん患者が対象の第2相試験
・AXL/MET/VEGFRキナーゼ阻害薬カボザンチニブ+アンドロゲン除去療法の有効性安全性を検証
無増悪生存期間中央値は16.1ヶ月を示し、全生存期間中央値は未到達だった

2020年1月15日、医学誌『Clinical Cancer Research』にてホルモンナイーブ転移性前立腺がん患者に対するAXL/MET/VEGFRキナーゼ阻害薬であるカボザンチニブ+アンドロゲン除去療法(ADT)の有効性、安全性を検証した第2相試験の結果がThe University of Texas MD Anderson Cancer CenterのPaul G. Corn氏らにより公表された。

同試験は、ホルモンナイーブ転移性前立腺がん患者(N=62人)に対して1日1回カボザンチニブ60mg~+アンドロゲン除去療法(ADT)を投与し、主要評価項目として無増悪生存期間(PFS)、副次評価項目として全生存期間(OS)、客観的奏効率ORR)、安全性などを検証した第2相試験である。

同試験が開始された背景として、転移性去勢抵抗性前立腺がんに対するカボザンチニブは無増悪生存期間(PFS)を改善するものの、全生存期間(OS)は改善しないことが示されている。以上の背景より、ホルモンナイーブ転移性前立腺がんに対するカボザンチニブの有用性を検証する目的で同試験が開始された。

同試験のフォローアップ期間中央値31.2ヶ月時点における結果は下記の通りである。主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)中央値は16.1ヶ月(95%信頼区間:14.6-22.7ヶ月)を示した。また、副次評価項目である全生存期間(OS)中央値は未到達を示した。一方の安全性として、最も多くの患者で確認されたグレード3以上の有害事象(AE)は高血圧19%、下痢6%、血栓塞栓イベント6%だった。

以上の第2相試験の結果よりPaul G. Corn氏らは以下のように結論を述べている。”ホルモンナイーブ転移性前立腺がん患者に対するAXL/MET/VEGFRキナーゼ阻害薬カボザンチニブ+アンドロゲン除去療法(ADT)は、臨床的意義のある無増悪生存期間(PFS)の改善効果を示しました。”

A Phase II Study of Cabozantinib and Androgen Ablation in Patients with Hormone-Naïve Metastatic Prostate Cancer(Clin Cancer Res. 2020 Jan 15. doi: 10.1158/1078-0432.CCR-19-2389.)

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