<6月8日(土)開催! 胃がんキャラバンin大阪>

EGFR陽性非小細胞肺がん患者にサイラムザ+タルセバ併用療法、無増悪生存期間を有意に改善


  • [公開日]2019.03.14
  • [最終更新日]2019.03.14

2019年3月12日、イーライリリー社のプレスリリースにて未治療の転移性非小細胞肺がん患者に対するファーストライン治療としての抗VEGF抗体薬であるラムシルマブ(商品名サイラムザ;以下サイラムザ)+EGFRチロシンキナーゼ阻害薬であるエルロチニブ(商品名タルセバ;タルセバ)併用療法有効性安全性を比較検証した第III相のRELAY試験(NCT02411448)の結果が公表された。

RELAY試験とは、未治療の転移性非小細胞肺がん患者(N=449人)に対するファーストライン治療として2週を1サイクルとしてサイラムザ10mg/kg+1日1回タルセバ150mg併用療法を投与する群、または2週を1サイクルとしてプラセボ+1日1回タルセバ150mg併用療法を投与する群に無作為に振り分け、主要評価項目として無増悪生存期間PFS)、治療関連有害事象(TRAE)発症率、副次評価項目として全生存期間OS)、客観的奏効率ORR)などを比較検証した国際多施設共同二重盲検下の第III相試験である。

本試験の結果、主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)はプラセボ群に比べてサイラムザ群で統計学有意に改善することが示された。また、安全性は既存の臨床試験で確認されているサイラムザの安全性プロファイルと一致しており、本試験で新たに確認された治療関連有害事象(TRAE)はなかった。なお、プラセボ群に比べてサイラムザ群の患者で5%以上多く確認された治療関連有害事象(TRAE)は高血圧、尋常性ざ瘡、下痢であった。

以上のRELAY試験の主要評価項目達成の結果を受けて、イーライリリー社・オンコロジー後期開発バイスプレジデント・Maura Dickler氏は以下のようにコメントを述べている。”RELAY試験の結果、サイラムザ+タルセバ併用療法は転移性非小細胞肺がん患者さんのファーストライン治療の選択肢になり得ることが示唆されました。近年、EGFR陽性転移性非小細胞肺がん患者の治療成績は向上しておりますが、未だにその予後は悪く、さらなる治療選択肢の開発が必要とされておりましたので、今回の試験結果は臨床的意義があります。”

Eli Lilly and Company Press Releasae

×

リサーチのお願い


この記事に利益相反はありません。