テセントリクとキイトルーダ化学療法と併用可能に
12月21日、中外製薬株式会社は、抗PD-L1抗体アテゾリズマブ(商品名テセントリク)に関して、以下の国内製造販売承認事項一部変更の承認を取得したと発表した。

・PD-L1発現にかかわらず切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌(扁平上皮癌を除く)に対する化学療法としてカルボプラチン+パクリタキセルベバシズマブ(商品名アバスチン)との併用療法としての適応拡大

一方、同日、MSD株式会社は、抗PD-L1抗体ペムブロリズマブ(商品名キイトルーダ)に関して、以下の国内製造販売承認事項一部変更の承認を取得しました。

・PD-L1発現にかかわらず切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌(非扁平上皮癌)に対する初回治療としてペメトレキセドプラチナ製剤シスプラチンまたはカルボプラチン)との併用療法としての適応拡大

・PD-L1発現にかかわらず切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌(扁平上皮癌)に対する初回治療としてカルボプラチン+パクリタキセルまたはnab-パクリタキセルとの併用療法としての適応拡大

・PD-L1陽性(TPS*1≧1%)の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌に対する初回治療としての単独療法としての適応拡大

なお、テセントリクにおいては、化学療法未治療であればEGFR遺伝子陽性患者に対する併用も可能となる。

さて、ついに非小細胞肺がんに対して、化学療法×免疫チェックポイント阻害薬を使用できる時代が到来した。一方で、治療戦略やレジメン(組み合わせ)も複雑となる。シェアード・ディシジョン・メイキングという言葉がはやっているように、患者が治療選択に加わる時代。ますます、患者のリテラシーレベルが問われるのではないだろうか。

最後に、以前、肺がん患者会「ワンステップしゃちほこ」にて講演した際に使用した肺がん治験マップを今回の適応にあわせて改変したものを以下に示す。

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