この記事の3つのポイント
免疫チェックポイント阻害薬治療後に病勢進行した非小細胞肺がんに対してMocetinostat+デュルバルマブ併用療法は腫瘍縮小効果35%を示した
・Mocetinostat+デュルバルマブ併用療法は23人の患者の内3人の患者で部分奏効(PR)を示し、奏効持続期間は44週間を超えている
・Mocetinostat+デュルバルマブ併用療法の忍容性は良好であり、治療関連有害事象(TRAE)はグレードは1または2が大半を占める

2018年4月24日、Murati Therapeutics社のプレスリリースにて免疫チェックポイント阻害薬治療後に病勢進行した非小細胞肺がん患者に対するHDAC阻害薬であるMocetinostat(MGCD0103)+抗PD-L1抗体薬であるデュルバルマブ(商品名IMFINZI)併用療法の有効性を検証した第I/II相試験(NCT02805660)の結果が公表された。

本試験は免疫チェックポイント阻害薬治療後に病勢進行した非小細胞肺がん患者(N=31人)に対して週3回Mocetinostat+28日を1サイクルとしてデュルバルマブ1500mg併用療法を投与し、主要評価項目として腫瘍縮小効果、用量制限毒性DLT)、副次評価項目として治療関連有害事象(TRAE)などを検証した非盲検下シングルアーム第I/II相試験である。

本試験の評価可能であった23人の患者における主要評価項目である腫瘍縮小効果は8人の患者で示された。また、3人の患者で部分奏効(PR)を示し、3人の患者全てが現在も臨床試験を継続しており、その奏効持続期間は44週間を超えている。

また、副次評価項目である治療関連有害事象(TRAE)は治験医師により報告されているグレードは1または2であり、忍容性が良好であることが示されている。

以上のII相試験の結果を受けて、Mirati Therapeutics社・最高経営責任者(CEO)であるCharkes M. Baum氏は以下のように述べている。”免疫チェックポイント阻害薬治療後に病勢進行した非小細胞肺がん患者さんに対する治療選択肢は限られています。本試験は現在も進行中ですが、免疫チェックポイント阻害薬による治療後に病勢進行した患者さんに対して臨床的意義のある有効性を示すことに期待しております。”

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