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抗PD-1抗体薬オプジーボの有効性を高める可能性は単剤投与よりも併用投与にあり
[公開日] 2017.11.16[最終更新日] 2017.11.16
抗PD-1/PD-L1抗体薬とはがん細胞を攻撃するT細胞の働きにブレーキをかけている蛋白質であるPD-1とPD-L1の結合を阻止し、PD-L1により抑えられていたT細胞の働きを活性化することで抗腫瘍効果を出すメカニズムの薬である。
2017年11月15日現在、世界で発売されている抗PD-1/PD-L1抗体薬はニボルマブ(商品名オプジーボ;以下オプジーボ)、ペムブロリズマブ(商品名キイトルーダ)、アテゾリズマブ(商品名テセントリク)、アベルマブ(商品名バベンチオ)、デュルバルマブ(商品名Imfinzi)の5剤あり、第III相試験が進行中である抗PD-1/PD-L1抗体薬はREGN-2810、PDR001、INCSHR-1210の3剤あり、第II相試験が進行中である抗PD-1/PD-L1抗体薬は9剤もある。
このように抗PD-1/PD-L1抗体薬は今後も複数の薬剤が開発されているが、臨床での注目は抗PD-1/PD-L1抗体薬そのものよりも抗PD-1/PD-L1抗体薬と併用する薬は何か?である。
がん免疫学会(SITC)役員の1人であるSamir Khleif氏によると、現在進行中の抗PD-1/PD-L1抗体薬関連の臨床試験は1502本あるがその内1105本が抗PD-1/PD-L1抗体薬と他の作用機序の薬を併用したコンビネーション試験である。
そこで本記事では、2017年11月8日から11月12日よりアメリカ合衆国・メリーランド州で開催されている第32回癌免疫治療学会(SITC)にて発表されたオプジーボに関する最新のコンビネーション試験を2つ紹介する。
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