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難治性B細胞性急性リンパ芽球性白血病 CAR-T療法CTL19 米国にて優先審査品目指定
[公開日] 2017.04.17[最終更新日] 2017.04.17
2017年3月29日、ノバルティスは、米国食品医薬品局(FDA)が、「再発・難治性(r/r)B 細胞性急性リンパ芽球性白血病(ALL)の小児および若年成人患者」を対象とする治験中のキメラ抗原受容体 T 細胞(CAR-T)療法である CTL019(tisagenlecleucel-T)が、優先審査品目に指定されたことを発表した。優先審査品目に指定されたことで、FDAによる審査期間の短縮が期待される。
CAR-T 細胞療法は、新しい免疫療法の一種であり、個々の患者さんに合わせて製造されるテーラーメード医療となる。
患者の血液から免疫細胞の一種であるT細胞を採取し、がん細胞および特定の抗原を発現する他のB細胞を攻撃するよう遺伝子がコード化されたT細胞が作成される。
今回のCTL019の優先審査指定は、米国、欧州連合、カナダ、オーストラリア、日本の 25 施設で試験登録を行った、CAR-T 細胞を用いた初の国際共同治験であるELIANA 試験(NCT02435849)の結果に基づいている。この第2相試験において、CAR-T 細胞を輸注した患者の 82%(50名中41名)が、CTL019 輸注の3カ月後には、完全寛解または血球の完全な回復を伴わない完全寛解を達成した。当データは、2016年12月の米国血液学会(ASH2016)で発表されている。
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