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BRAF V600遺伝子変異陽性非小細胞肺がん タフィンラー、メキニスト 承認申請

[公開日] 2016.12.06[最終更新日] 2016.12.06

12月5日、ノバルティス ファーマ株式会社は、ダブラフェニブ(タフィンラー)およびトラメチニブ(メキニスト)の併用療法について、BRAF V600遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんの治療薬として、製造販売承認を申請したと発表した。 国内の統計では年間約7万人が肺がんにより亡くなっており、日本人のがんによる死亡原因の第1位とされている。また、年間約11万人が新たに肺がんと診断されている。肺がんの約85%が非小細胞肺がんと診断され、日本人の非小細胞肺がん患者の約1%がBRAF V600遺伝子変異陽性と推定されている。 日本においては、「タフィンラー」と「メキニスト」の併用療法が、「BRAF遺伝子変異を有する根治切除不能な悪性黒色腫」を効能または効果として、2016年3月に併用療法が承認 された。なお、メキニストは、日本たばこ産業株式会社と京都府立医科 大学 酒井敏行教授が共同で見出した製剤である。 近年、非小細胞肺がんの治療においては、がんの原因となる遺伝子の解明が進んでおり、関与する分子を治療標的とすることで、治療効果の期待できる患者さ んをあらかじめ特定し、治療成績を向上させるというプレシジョン・メディシンが浸透してきている。 記事:可知 健太
ニュース 肺がん 非小細胞肺がん

3Hメディソリューション株式会社 執行役員 可知 健太

オンコロジー領域の臨床開発に携わった後、2015年にがん情報サイト「オンコロ」を立ち上げ、2018年に希少疾患情報サイト「レアズ」を立ち上げる。一方で、治験のプロジェクトマネジメント業務、臨床試験支援システム、医療機器プログラム開発、リアルワールドデータネットワーク網の構築等のコンサルテーションに従事。理学修士。

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