大腸がん サイラムザ適正使用について臨床腫瘍学会が適正使用のお願い(医療関係者向け)


  • [公開日]2016.05.27
  • [最終更新日]2017.06.30

5月23日、臨床腫瘍学会は同日付で「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」にて効能・効果追加承認を取得したラムシルマブ(サイラムザ®)に関する適正使用について、医療関係者に訴えた。

新薬が承認された際、適正使用は安全性有効性観点より大切になる。

今回、臨床腫瘍学会より、サイラムザを使用を検討する医療関係者は本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、患者選択を行うように促した。

また、ステートメント内には、初回投与時のチェックリストも掲載されている。

臨床腫瘍学会のステートメントはコチラ

臨床腫瘍学会のWebサイトはコチラ

昨今、このようなステートメントが各学会から発出され、非常に意味のあることであると思う。

本件は、患者向けのWebサイトであるオンコロでは取り扱う題材でもないかもしれないが、患者側もこういった新規薬剤が使用できない理由も理解する必要があると考える。

なお、臨床腫瘍学会では、7月28日(木)~30 日(土)に開催される第14 回日本臨床腫瘍学会学術集会に患者・家族、一般の方々に向けたプログラム「Patient Advocate Program/患者・家族向けプログラム 〜医療者と患者の垣根を越えよう〜」を開催する。

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記事:可知 健太

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