世界肺癌学会 山岡鉄也氏 日本人初 患者代表アワード選出


  • [公開日]2015.08.30
  • [最終更新日]2017.06.13

9月6日~9日に米国コロラド州で開催される第16回世界肺癌学会議(16th World Conference on Lung Cancer;WCLC )のアドボカシートラベルアワードに日本人で初めて山岡鉄也氏が選出されました。

世界肺癌学会議は国際肺癌学会(International Association for Study of Lung Cancer;IASLC)の主要総会となります。国際肺癌学会は1974年に設立された4000名以上の肺がんを専門としたオンコロジストで構成される国際医学学会です。その主要総会となる世界肺癌学会議には、7000人以上のオンコロジストが参加し、肺がん医療の最先端の結果が発表されます。

その中、肺がん医療の啓発活動の一環としてアドボカシートラベルアワードが開催され、今回、山岡氏が日本人として初選出されました。

山岡氏は2010年に肺腺がんステージ4)であると診断を受け、現在も治療を続けながら、日経BP社にてお仕事に従事されています。また、患者側の立場として「がんと就労」をテーマに啓発活動を行っている1人であり、この度、日本肺癌学会の後押しもあり、今回のアドボカシートラベルアワードに応募されました。

「今年の受賞者は、肺がんとの闘いにおいて各地域の重要な患者会の代表者を中心に、国際肺癌学会の目的に同調している国際的パネルから選出した。彼らは個人・組織の希望や啓発を高めるために鍵となる役割を担う者たちである。世界肺癌学会議への出席することにより、彼らのネットワークを更に拡げることができ、一方、各地域の肺がん研究者への教育にもつながることであろう。」とフレッド・R・ハーシュ(コロラド大学教授、国際肺癌学会CEO)は述べています。

国際肺癌学会のプレスリリースはコチラ(ニュースレター)

山岡氏は「率直に感じて率直に学んで来ようと思う」と述べており、受賞結果は11月26日から28日に開催される「日本肺癌学会」にて報告される予定です。

オンコロでは、そんな山岡氏の今後の活動について応援させて頂きます。

記事:可知 健太

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