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メラノーマ 腫瘍溶解性ウイルスTBI-1401(HF10)の国内第1相臨床試験開始

[公開日] 2015.08.12[最終更新日] 2015.08.12

8月4日、タカラバイオ株式会社は、メラノーマや皮膚の扁平上皮癌などの固形がんを対象に、腫瘍溶解性ウイルスHF10(開発コード:TBI-1401(HF10))の第1相臨床試験に1例目の被験者へHF10の投与したと発表しました。 腫瘍溶解性ウイルスHF10は、単純ヘルペスウイルス1型の弱毒型自然変異株で、正常細胞ではほとんど増殖しませんが、がん細胞に感染すると増殖し、がん細胞を死滅させる抗がん作用を有します。目標症例数は6例で、平成28年3月期に終了する予定であり、米国ではメラノーマを対象とした第Ⅱ相臨床試験進行中とのことです。 タカラバイオのプレスリリースはコチラ *治験広告に当たる可能性があるためオンコロでは取り上げませんが、プレスリリースには実施医療機関の掲載もあります。 【治験情報】 表在性病変を有する固形がん患者を対象としたTBI-1401(HF10)の第1相腫瘍内反復投与試験(JapicCTI) A Study of TBI-1401(HF10) in Patients With Solid Tumors With Superficial Lesions(clinical trials.gov) 参考:腫瘍溶解性ウィルスに関する記事(HF10のことを記載していません) がんをウイルスで溶かす、初のメラノーマへのウイルス療法「T-VEC」、最終試験で好成績(Medエッジ) 注意:腫瘍溶解性ウィルスHF10はどれも初期臨床試験段階となります。よって、効果や安全性は立証されてはおりません。 記事:可知 健太
ニュース 皮膚がん メラノーマ(悪性黒色腫

3Hクリニカルトライアル株式会社 執行役員 可知 健太

オンコロジー領域の臨床開発に携わった後、2015年にがん情報サイト「オンコロ」を立ち上げ、2018年に希少疾患情報サイト「レアズ」を立ち上げる。一方で、治験のプロジェクトマネジメント業務、臨床試験支援システム、医療機器プログラム開発、リアルワールドデータネットワーク網の構築等のコンサルテーションに従事。理学修士。

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