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乳がん ハーセプチンのバイオジェネリックCT-P6の第3相臨床試験開始

[公開日] 2015.08.11[最終更新日] 2015.08.11

7月30日、日本化薬株式会社は、トラスツズマブ(商品名:ハーセプチン)のバイオシミラーCT-P6について、乳がんを対象とした国際共同第3相臨床試験において、日本での試験を開始したと発表しました。 日本化薬のプレスリリースはコチラ 臨床試験情報⇒clinical trials.gov、JAPIC‐CTIおよびUMIN‐CTRには現状登録なし 【バイオシミラーは?】 生物製剤(抗体など)のジェネリック薬品をバイオシミラーといいます。通常のジェネリック薬品は先発品(既に発売している医薬品)との生物学的同等性(薬物動態)が示せれば承認申請ができるため、生物学的同等性試験のみが実施されます。よって、第1相から第3相臨床試験のステップを省略できます。しかしながら、生物製剤については質の確保が難しく、同じ製造法でも同じものができるかの確認をするために、先発品と同じステップを踏まなければ承認申請できません。CT-P6はハーセプチンのバイオシミラー品であるため第3相試験が実施されます。 【その他のハーセプチンのバイオシミラーの臨床試験】 PF-05280014(ファイザー製薬)⇒進行乳がん対象 トラスツズマブ(ハーセプチン)のバイオシミラー(ジェネリック)薬の第3相試験(オンコロ内リンク) 記事:可知 健太
ニュース 乳がん 乳がん

3Hクリニカルトライアル株式会社 執行役員 可知 健太

オンコロジー領域の臨床開発に携わった後、2015年にがん情報サイト「オンコロ」を立ち上げ、2018年に希少疾患情報サイト「レアズ」を立ち上げる。一方で、治験のプロジェクトマネジメント業務、臨床試験支援システム、医療機器プログラム開発、リアルワールドデータネットワーク網の構築等のコンサルテーションに従事。理学修士。

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